パイオニアといわれる男
こんにちは、らっくの豊川です。
突然ですが、今、もしくは今までに何かのファンクラブに入っていたというご経験はありますか?
たまにいますよね、ジャニーズとか、音楽のアーティストのファンクラブに入っているという方。
ライブの先行予約ができたり、月に一度、会報が送られてきたりするんですよね。
「ファンクラブって何やねん」とずっと思っていましたが、私も過去に一度だけファンクラブに入っていたことがあることを思い出しました。
何のファンクラブかというと、プロ野球の近鉄バッファローズのジュニアファンクラブに確か1年だけ入っていました。小学6年生のときです。
小学校のときは、少年野球をしていて、阪神というより近鉄が好きでした。
小学生時代、私の中で、文字通りのヒーローがいました。
ヒーロー=英雄
そう、近鉄の野茂英雄投手です。
ちょうど昨日、野球のドラフト会議がありました。
甲子園を沸かせた大阪桐蔭の根尾君が4球団から1位指名されたといいますが、野茂はなんと8球団から1位指名されました。ちなみにこの8球団という記録はいまだ破られていません。
当時、近鉄のホーム球場は藤井寺球場でしたが、大阪城のすぐ近くに日生球場という、近鉄のサブ球場がありました。
日生球場で試合をするのは、年にそれほど多くないのですが、実家から自転車で15分くらいのところにあるので、何度か行ったことがあります。
そして、野茂の予想登板日がその日生球場で行われる試合ということで行くと、予想通りの登板日で野茂を生で見ました。
少年野球ではレギュラーでしたが、背番号を一桁台にせず、ピッチャーでもないくせに野茂と同じ背番号の11を自分で選んでつけていました。
それくらい野茂が好きでした。
なんせ1年目から最多勝、新人王、沢村賞を全部とり、4年連続で最多勝という大活躍。トルネード投法という誰とも違う投げ方。近鉄ファンとしてはそりゃ好きになるでしょ。
つい先日、NHKの放送で『平成史』と題して、平成の終わりにかけて平成に起こった大きな出来事を何回かにわけて特集する番組がはじまりました。
その記念すべき第1回目の放送の特集が、野茂でした。
今でこそ、イチロー、松井、ダルビッシュ、マー君、大谷など、日本人が米メジャーリーグで活躍する様子は毎日のように報道されてきましたが、そのはじまり、パイオニアとなったのは野茂です。
当時、プロ野球機構の規約の中に、メジャーリーグに関する条項もなく、メジャーに行くことなど誰も考えない、考えられない時代でした。
「メジャーで挑戦したい」という情熱で、引き留める球団を説得し、日本での1億円以上の年俸を捨て、メジャーの最低年俸1000万円で海を渡りました。
メジャーに行く前、日本でプレーしていたときのシーズンオフに、日本のプロ選抜とアメリカのメジャー選抜が試合をする日米野球が開かれていました。
番組内でアナウンサーから、「その日米野球でメジャーリーガーと対戦してみて、メジャーリーグでも自分がやれるか、それともまだまだ実力が足りないと思ったか、どっちか?」という質問を野茂にしました。
すると、野茂は一言こう答えました。
「やりたいと思ったんです」
「やれる」か「やれないか」どう思ったかは一切言わず、ただ一言「やりたかった」と。
かっこいいです!
現役の晩年には、マイナーに降格したり、アメリカを離れ、南米のベネズエラでプレーすることもありましたが、そのことについて「マウンドに立つのが好きだった」「引退したくなかった」と語っており、熱い人だなと思いました。
現役時代からずっとインタビューでもふてぶてしい感じでしたが、小学生のその頃からそういう寡黙な感じの男に惹かれる傾向があることに今気づきました。
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